元職場の友人と話した

久しぶりに元職場の友人たちとお茶した。

忙しい忙しいと連発していた。

うち、一人は、子供を片道一時間かけて某国立付属小学校へ通わせている。

夫婦共働きで、旦那も自分も仕事が忙しいため、家に帰ると夜の7時半過ぎ、

そこから家事がスタートするが、夕飯などは作る気がしないので、いつもスーパーのお惣菜だという。彼女が作った料理は、子供が嫌がって食べないそうなのだ。(おそらく子供はスーパーの惣菜の味に慣れてしまったのだろう。。)旦那はもっと遅くに帰ってくるため、自分がほとんど家事をやっているそうだ。夕飯だけではなく、風呂を入れたり、洗濯物を取り込んだり、子供の宿題や時間割、学校からの連絡を確認したり。

旦那と自分、二人合わせると、年収、一千万円は軽く超えているはず。でも、忙しく、普段の食事はスーパーの惣菜。。

さらに、子供は近所の公立学校へ行ってないため、遊ぶ友達が近所におらず、放課後に友達の家へ遊びに行くとか来るということが今までないそうだ。。

必然、子供の遊びは、ゲームやYouTubeになってしまっており、このことに彼女は頭を悩ませているとのこと。

スポーツさせたら、ゲームやYouTubeは減ると助言したが、英会話や学習塾、ピアノでスポーツに通わせる時間がもうないという。。

子供は来年度、中学校へ進学する。家事の軽減、通学時間が削れると、私立の進学校への入学も検討したが、学費を比較した結果、国立の方に引き続き通うことにした。私立の進学校へ行っても、引き続き塾に行かないとついていけないから。学費は二重にかかるようになる。

なお、子供はそんなに勉強に興味がなく、学校の成績は中の上くらい。周りが超優秀なので、それは仕方ない。

 

以上の話を聞きつつ、私は考え込んでしまった。

一体、なんのために働いているのだろうか。。。

たくさん稼いで子供に塾や勉強をさせているけど、なんだか子供も母親も息苦しそうである。いや、そんなことはないと思われるかもしれないが、そもそも、友達と放課後に遊べない学校生活なんて、何が楽しいだろうか?自分の子供の時を振り返ってみればすぐわかりそうなものである。

うちの子たちは、はなから付属なんかは考えておらず、地元の公立学校に行き、地元のスポーツクラブに入り、毎日泥まみれになっている。学校の友達をいっぱい家に連れてくるし、子供達だけで一緒に文房具を買いに行ったり、本屋に行ったり、駄菓子屋に行ったりしている。そんな、子供だけの触れ合いを通して、人間関係を学んでいるように思う。勉強も普通によくできる。ヤイヤイ言わなくても、気がつけばちゃんとやっている。

 

私も、仕事をしていた時は、料理を作る気がせず、よくスーパーのお惣菜のお世話になっていたが、今はほぼ手作り。私の腕が上がってきたのか(?)、手作りをすると子供はよく食べてくれる。買ってきたお惣菜は残しがちだ。特に揚げ物は、食いつきが露骨に違う。

手作りは、時間も手間もかかるけど、子供の「美味しい」という声が聞きたくて、ついついがんばってしまう。

子育ては、何が正解なのか、私にはわからない。それは、人それぞれが決めることである、元職場の友人も、子供の将来と自分たちの老後について、夢のプランがあるはずだ。

ただ、友人の生活を聞きながら、思った。

子供にたくさんのことをさせすぎては、自分も子供も窮屈だ、もっと、自分や子供にとって、何が大事(=好き)か、そのためには何を捨てたらいいか、常に考えていよう。