路上生活者への炊き出しをみて思うこと

今日、朝のNHKをみていると、長年、路上生活者に炊き出しの支援を行ってきた人がスカイプで出演していました。

今回のコロナ禍で、経済的に困窮し、路上生活となる人が増えているが、炊き出しの支援がしにくくなっているとのこと。

原因は、炊き出しの人員が減っていること、寄附金が減っていること、感染のリスクが伴うため、なかなか集まりにくいこと、などだそうです。

そんな中でも、自分たちは最後の砦だから、炊き出しの火を消すわけにはいかない、今後も感染のリスクと背中合わせで、炊き出しをしていきたいと述べておられました。

 

コロナはこんなところにもしわ寄せがきているのです。社会的弱者にしわ寄せがきているとつくづく思います。

ただ、ふと、思いました。

どうして路上生活してでも、東京や大阪にいたいのだろう。。地方へ来て農業でもやれば、空き家も貸してもらえるしで、なんとか生活できるのに。。

どうして住む場所を変えないのだろうか。。。??

今、日本の農業を陰で支えてきた中国人労働者たちは、コロナで来日できず、農家は悲鳴をあげています。日本人の労働力は喉から手がでるほと欲しいはず。

働き手の方だって、コロナで、都会がゴーストタウンのようになり、都会に住むメリットが薄れてきている中、発想の転換で、一度、地方に目を向けてみてはいかがでしょうか?

地方には、圧倒される大自然と人情、そして、場所にもよるけど、安い賃料で住める空き家がごろごろありますよ。

コロナで、がらっと、働き方が変わってしまった。おそらく、生活様式も。都会に住むメリットがそれほどなくなりつつある。ネットワークがすすみ、そのうち5Gもはじまり、日本中どこにいても仕事ができるようになる。。企業の地方分権化が進むのではないでしょうか?コロナは、ITよりも強烈に社会の構造を変えてしまうことになるのではないでしょうか。。

 

コロナの感染対策も大事ですが、そんな中、構造の変容に気がついた会社や地方公共団体、特に過疎の村で農業や漁業の担い手不足に悩んでいるJA、路上生活者の方々にアピールするべきときではないでしょうか?

コロナで変わってしまった社会。これを嘆くか、これをビジネスチャンスと捉えるか、どうせ変わらないなら、ビジネスチャンスと捉えたいものです。

 

なお、またここで気がつきました。

NHKに出ていた炊き出し支援の方にアクセスするというのも一案ですよね。この方を通じて、路上生活者の方々に求人を出す。

ツイッターでアクセスできる時代です。